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『神鷲(ガルーダ)商人』を読んで

こんにちは。インターン生の高井です。

今回は、いつもお世話になっているJACの小林さんに貸してもらった『神鷲(ガルーダ)商人』という本をご紹介いたします。

この本は、日本のインドネシア戦後賠償に興味を抱いた筆者が、戦後賠償に携わった多くの人に入念な取材を行った上で書かれた、長編歴史小説です。

本の大きなテーマの一つである戦後賠償とは、日本が第二次大戦時に、多大な被害を与えたアジア諸国に対する戦後賠償で、対アジア諸国全体で3643億円、その内インドネシアに対する賠償総額は803億円にものぼりました。さらにインドネシアには12年間、毎年2000万ドル(当時レートで72億円)相当を現物で支払うという条件が付けられ、ここに日本のガツガツした商社マン達が目をつけ、戦後賠償の利益を得ようと熾烈な競争を繰り広げたのです。

なぜ、ここに利益の源泉があるのかというと、インドネシア政府が必要な物資を日本企業に注文し、それらの支払いは日本政府が保証するという、いわゆる「ひも付き援助」だったからです。当時の日本の商社にとって、いかにしてこのひも付き援助から受注するかが大きなカギでした。


そして、この本の中心人物の一人であるのが、デヴィ夫人です。


かつて実在したとある日本商社は、まだ20歳にも満たない日本人女性(後のデヴィ夫人)を、当時のインドシア大統領スカルノのもとへ送り込み(「利用した」というのが適切かもしれませんが)。それにより見返りの受注を増やそうと考えたのです。そのような話は、スパイ映画くらいでしかきいたことがなかったので信じ難かったのですが、当時はビジネスをする上の「Give and Take」の一つと捉えられたのかもしれません。


この本はフィクションですが、大筋事実に基づいて描かれており、商社マンのガツガツした様子や、デヴィ夫人の大統領夫人として堂々と生きていく様子から、豊かになるためにみんなが必死になって生きていた時代だったのだと感じました。

また、日イ間の戦時中、戦後の歴史やインドネシアの基礎的なことも紹介されているのでインドネシアに興味のある方にとって一読の価値ありです。

高井


追記:
私が小・中学生だったころ度々バラエティ番組に出演していたデヴィ夫人。
とてもパワフルなおばさんで、元インドネシア大統領の妻だったということくらいしか知りませんでした。

最後本を読み終わった後、思わずでデヴィ夫人のブログを拝見してしまいました。

デヴィ夫人のブログ↓↓

http://ameblo.jp/dewisukarno/
by jac-id | 2014-05-22 16:23 | インターン日記
【インドネシアで就職・転職をしたい方向けのブログです】インドネシアで働くには?生活は?待遇は?そんな疑問に人材紹介会社・JACインドネシアの日本人コンサルタントがお答えします!
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